Column

獺祭焼酎✖️柚子

@旅するコンフィチュール

「旅するコンフィチュール」は2013年、違克美さんが横浜・関内の築古マンションを改築して開いたアトリエから始まりました。全国の農家を訪ねて旬の果物や野菜を仕入れ、その香りや色合いを生かした瑞々しいジャムをつくり続けています。加熱は最小限にとどめ、素材感を大切に仕上げるスタイルは、まるで季節の恵みをそのまま閉じ込めたよう。着実にファンを増やしてきました。

違さんの作品は世界的にも評価され、イギリス・湖水地方で行われる「ダルメイン世界マーマレードアワード」では常に受賞。2019年には「金柑とジャスミンティー」で最高金賞、今年は「獺祭焼酎と柚子」で金賞を獲得しました。獺祭焼酎は、日本酒「獺祭」の酒粕から生まれたスピリッツ。透明感と華やかさを兼ね備えたその香りを柚子と重ね合わせ、奥行きのあるコンフィチュールに仕上げています。

この「香りを重ねて新しい味わいを生み出す発想」は、和の薬味や香木を取り入れて仕立てたZyooのものづくりとも響き合います。違さんのコンフィチュールがパンや紅茶の時間に新鮮な驚きを添えるように、Zyooもまた、季節のフルーツや炭酸、シャンパーニュと出会うことで、日常に新しい風を吹き込む存在となることを願います。

獺祭焼酎は、大吟醸を搾る際に大量に出る副産物である酒粕を活かしたいという思いから誕生しました。パリでは、グランシェフのヤニック・アレノ氏が運営する「L’IZAKAYA DASSAI by Yannick Alléno」とのコラボレーションも行われ、この透明感と切れ味、そして華やかさとフルーティさを併せ持つスピリッツは、フランス人の心をも虜にしています。

米麹を使い、黒文字、柚子やみかんで香りを重ねたZyoo。
その透明感と華やかさをもつ獺祭焼酎との組み合わせからも、新しい驚きと発見のあるカクテルが生まれるにちがいありません。

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